美容室の売り上げを上げる為に

美容室 売り上げを増やすなら、まず視点を変える
我々美容師はもっとお客様のことを見ないといけない。
そして、オーナーを含めた全ての業界人は考えないといけない。
最近そう思わされる場面が多いように思う。
美容室 売り上げをアップさせたいと考えているならなおさらです。
確かに一人 売上を逆算して、それをクリアするための作戦を立てたり、利益率を突き詰めていったり、経費内訳をもっと掘り下げて支出を減らしていく事も必要ではあるが、それ以前にもっと大切で重要なことがあるのである。
それはお客様の目や思考というフィルターを通して、あなたやあなたのサロン、サロンのスタッフがどう見られているかを意識しなければならないという事。
売上を上げるためのお客様目線ということを今回はお話していきたいと思います。
美容師の売り上げ ランキングの上位に入るために
あなたがまだ雇われ美容師ならば、何をきっかけにモチベーションアップをして、日々の営業に励んでいますか?
おそらく同僚や、先輩スタイリストの売り上げに追いつき追い越され、数字を上げているはずです。
しかし同僚や先輩と同じ様なことをしていてはいけません。
ライバルに勝つためには、プラスアルファの事が大切なのです。
例えば、お客様にしっかり覚えてもらえるよう印象に残る行動をしたり、印象に残る言葉を伝えたりする。
細かな情報をカルテにしっかりと記入していく。
お客様に勧められたお店や、映画なども実際に足を運んでみる。
そして後日来店頂いた時に、感想を伝える。
など、お客様が喜んでくれそう様な事は、思いついたことから徹底的にやりましょう。
美容室の売上 平均目標はいかほどにすればよいのか?
美容室の平均売り上げはどれほどになったらいいと思いますか?
何をもって“いい”とするか定義にもよりますが、ここでは健全なサロン経営をしていくために必要な最低限の売上げとします。
一概には言えませんが、例えばこれから独立開業してスタッフを雇わずに一人でサロンワークする規模を考えたときに、一日3万円~4万円が目標数字となります。
これは以前他のブログ記事内で記述した通りです。
一人美容室で成功するために、休日は減らすべき?
少し前まで“24時間営業”が当たり前とされていたファミリーレストラン、コンビニエンスストア、ファーストフード店などの“24時間営業の廃止”が進んでいます。
スタッフの人件費や生産性を考えると、当然の流れであり私もこの考え方に賛成しています。
そしてこれは一人美容室にも言えます。
オーナーとして独立開業して、気合満点で営業時間を長くしたり営業日を多くしたりする方法を取ると、間もなく身体的精神的に非常に疲弊してしまいます。
だからといって営業時間を短くしたり、営業日を減らすのはお客様が離れていきそうな気がして怖い…売り上げが減って廃業に追い込まれない?と思うのが多くの経営者のイメージではないでしょうか?
結論からお話しますと、営業時間を短くしたり、営業日を減らしてもサロン売り上げはほとんど変わりません。
しかし、ここには一つの条件があります。
それは、“お客さまを大切に考えている経営理念”を持っていること。
実施する3か月以上前に告知していかなければ、混乱が起きかねないので気を付けておきましょう。
“成功”の定義をどう考えるかにもよりますが、やはりあなたの気分がアップする様な自由な時間を持つことも大切です。
他者の意見に振り回されることなく、あなただけの成功スタイルというものを確立していきましょう。
美容室の一日の売り上げにとらわれるな
あなたが美容業界の門を叩くべく、美容室を開業した新米オーナーであれば一日平均いくらほどのサロン売り上げが必要になるのか?
知りたい気持ちはとても理解できます。
しかしその売上にばかりフォーカスしていくと、痛いしっぺ返しを食らうことになります。
特にしばらく小さい規模で経営していこうとイメージしているのであれば、当面は“集客”に比重を置いて経営していく事を強くお勧めします。
そしてそれをスタッフにも十分に落とし込んでおきましょう。
ようは、“売り上げ200万円達成するぞ!!”ではなく、“400人集客を必ず達成させるぞ!!”という発信をすべきであるという事です。
落とし込み方については、別のブログ記事に記載しておりますので是非ご参考下さい。
美容室の来客数目標はどれくらいか?
あなたが美容室を開業し、スタッフを一人も雇わずに一人でサロンワークするオーナーだとして一日の売り上げは3~4万円必要だとお伝えしました。
その数字をあなたの店舗のメニュー単価で割っていけば、一日に必要な平均顧客数が出てきます。
必要な平均顧客数が出たなら、あとはそれを達成するためにどの様な集客方法やサービスを実践していけば良いのか?
そこにどれだけの時間を費やすことが出来るのか?
既存客と新規客との構成割合はどの様にしていけば良いのか?
これらの情報を一度紙に書き出し整理してみましょう。
例えあなたが、別施設で経営を試みるとしても、やるべきことは常に同じです。
美容室 平均客数を増やすときにやりがちな間違い
“店舗の客数を増やそう”と考えた時にまずは、新規集客を考えますよね。
そして、新規集客をするためにあなたはチラシを作成して、撒いていく方法を考えます。
そのチラシには、様々なディスカウントメニューが記載されているわけです。
しかし、ここであなたがオーナーとして開業し、経営していくうえで知っておかなければならない情報があります。
それは“低料金で呼び寄せたお客様はサロンに定着しにくい”という事です。
あなたのサロンよりも安いサロンを見つけたら、簡単に浮気します。
そんな顧客を集めたところで、定着率は上がることはありません。
一時的な集客なので、経営を持続していく間は延々とチラシを撒き続けなくてはならないでしょう。
平均客単価もおそらく落ち込みます。
それどころか客質までもが低下していきます。
クレーマーの割合が増えていく構成になるのです。
これはなぜかというと人間には安いと感じると、そこに安い理由を無理やり探し出そうとする習性があるからです。
気に入らないところを探し出すと、そこに料金の安さを結びつけるわけです。
“あぁ、ここは下手くそな美容室だ” “スタッフのせいでとても不快な気分になった。返金してほしい” “時間かかりすぎだろ、早くしてくれ”
↓
“こんな美容室だから値段が安いのか、なるほど!!”
となるわけです。
だから、“人を集めたいから安売りしよう”と簡単に決めないことが大切です。
さもなければ、数か月後ののち“目も当てられない状況”になっているかもしれません。
一人美容室で売上をしっかり上げるには
以前新聞でこんな記事を読みました。
経営者が一人で切り盛りするAという美容室がありました。
そのAというサロンは、休む暇もなくひっきりなしにお客様が来店されていました。
毎日約6~8人のお客様が来店され、客単価は¥5000ほど。
月の売り上げは90万円ほど。
そこそこ売り上げも溜まっていきましたが、正直売り上げの限界を感じていました。
そしてそれは次第に“迷い”を生じさせていきました。
『開業してそこそこ稼いでいるが、自由な時間が全くない…このままでいいのだろうか?』
そんな時に、ふとネット上で同じサロン規模で経営し集客しているのに、2倍の売り上げを上げている美容室を見つけました。
そこで、そのAサロンの経営者は相談しては反対される意見を振り切って、価格帯を2倍にしたのです。
確かに最初はお客様の数が減っていきました。
売り上げも当初は落ち込み、“あの選択は正しかったのだろうか?”自問自答する日々…
しかし、半年後…
あなたの想像通りか否かは、分かりませんがこのような結果になったのです。
客単価 ¥5000→¥10000
客数 180人→100人
このケースの場合、客数は下がりましたが、客単価が上がることで売り上げが以前よりも上がり、そして時間にゆとりもできたのでゆっくり施術することができ、昼休憩まで取れるようになったのです。
それからさらに数か月後…。
空いた時間にさらに予約が入るようになり、売り上げは当初の2倍にまで膨れ上がったようです。
道具や使用するカラー剤などを変更せずにここまで売り上げを上げることが出来るというのは素晴らしいことです。
一人で一日にこなすことが出来る人数には限界があります。
確かに売り上げを上げるために、客数を増やすという事は必要な方法でありますが、ちょっと違った視点で物事を考えるとシンプルで効果的なアイデアが生まれてくることもあるかもしれません。
そのアイデアが出てきたならばあなたの人生は成功したといっても過言ではありません。
美容室の経費の割合は、知っておく
今回の場合、スタッフを雇わず一人で経営するサロンをモデルにしているので、その想定でお話していきます。
まず、必要な経費とは
☑美容家賃
☑材料費
☑水道光熱費
☑集客のための広告代、雑誌など様々な諸経費
ざっとこれくらいあります。
美容室の月の売上げ金から、これらの経費を引いて残った金額が利益になります。
その給与から、開業の際に借りた借入金なども返済することになります。
あなたの給与を上げるために、売り上げを大きくしていく必要もありますが、これらの経費を少しでも抑えることで自分の手元に残る金額を増やすことが出来ます。
以上の事から経費の中身を知ることが、とても大切だという事は理解に難くないでしょう。
ここまでは経営コンサルタントに相談するまでもない部分なので、収入と支出をしっかり紙に書き出して、バランス比率はしっかり把握しておきましょう。
美容室経費内訳を深堀りしていく
では必要な経費はあなたの美容院の売り上げに対してどれくらいあれば妥当なのかをお伝えしていきます。
一つの参考目安なので必ずしもこうでないといけないという事はありません。
①家賃
月の売り上げの10分の1がおおよその相場になっています。
これは売り上げ目標を立てる際にも逆算して使うことが出来ます。
例えば、家賃15万円の物件を借りたのなら、売り上げ目標は10倍の“150万円”となります。
②仕入れ材料費
これは、お店のコンセプトにも関係してくる部分なので、数値化することはとても難しいのですが7%~15%ほどという事でしょうか?
低料金サロンでは仕入れ材料費は低く、高級サロンでは高くなる傾向があります。
しかし、コンセプトに関係なく、“利益に見合っているか” “無駄がないか”のどのチェックはしておきましょう。
③水道光熱費
美容室を経営していく中で必要不可欠な経費でありますが、この水道光熱費はサロンのコンセプト如何に関係なく、3~4%が目安の数字となっております。
季節などの外部的要因に左右される可能性はありますが、昨年の同月に計上された金額と照らし合わせてチェックしておきましょう。
④集客のための広告代
ここはサロンのコンセプトや色が反映される部分であります。
なのであまり無理のないように運営していきたいものです。
サロンによっては、売り上げの10%以上の金額をかけている場合もあります。
開業したての場合はお金をかけないといけない時期なので仕方ありませんが、これを続けてくとサロンがドンドン疲弊していきます。
やるにしてもダラダラ継続するのではなく、〇月~〇月迄しっかり広告宣伝費をかけると計画を立ててやっていきましょう。
その他にもスタッフを雇用したりすると、給料賃金などが追加されます。
美容室 売上 ランキングはあてにならない
やはり流行っている美容室に行く事が売り上げを高く上げるためのベストな手段なのか?
私はそうは思いません。
ランキング上位の美容院は、どこもかなりの大手です。
そしてそこには、とても多くの従業員が働いています。
ココでつい盲点になりがちなポイントが“生産性”です。
理美容業界は、ヘアサロンによってメニューや使用薬剤、カット価格、その他様々な事が全然違います。
そして、従業員の数も全然違うわけです。
500万円の売り上げを上げたとしても、スタッフ数が5人のお店と、スタッフ数が10人のお店とで一人当たりの生産性に50万円もの開きが生じるわけです。
経営のやり方がおかしくなると、従業員一人当たりの売上げが100万円ほどあったとしても、倒産しているパターンがメーカー調査でも明らかにされています。
そして美容業界市場でも同業者が増えていく昨今、今後もそのような傾向が意向に反して顕著になってくることでしょう。
■来店されるお客様が何を求めているのか■
開業したらお客様が勝手に来店して、勝手に繁盛していくと思っていたらそれはとんでもない大間違いです。
当然ですが何もしなければ、この時代には生き残ることはできません。
一度、“魅力”というものについてしっかり考えて頂きたいと思います。
お客様の「お気に入りのお店」になる為には「惹きつけられる魅力」がそのお店に無ければなりませんよね。
例えば雰囲気が好き、お気に入りのスタイリストがいる、シャンプーが上手いアシスタントがいる、お値段リーズナブルなど・・・。
個人個人が気に入っている部分が違えど、そのお店の売りにしている部分があるはずです。
それがお店の人気の基盤となり、お客様を集める為のパワーとなります。
新しい事にチャレンジする勇気も必要ですが、今一度、常連のお客様が何に惹きつけられて来店して下さっているのかリサーチするのも大切になります。
いわゆる“自店の強み、売り”ですよね。
経営していくうえでこの“自店の強み、売り”は非常に重要なファクターとなります。
■一人ひとりのお客様に満足して頂いているか■
集客や回転数や売り上げばかりを気にして、数をこなす為にサービスの質が低下していませんか?
床に髪の毛が散らばったままになっていたり、シャンプー台の周りがベタベタになっていたり、お客様を不快に感じさせてしまうお店では、いくら腕が良く、お値段がリーズナブルだとしても、売り上げは伸びません。
様々なサロンを利用しているお客様には、別のお店と天秤にかける権利があります。
結果、自分の中での魅力度・満足度が低いお店から離れていきます。
そこから口コミが広がり、「あそこのお店は○○の店と違って長い時間待たされた、床が汚かった」など、悪い評判も広がっていきます。
お店を選ぶのはお客様自身です。
顧客満足度が高ければ、次回もリピートして下さる可能性もあり、良い評判も広がるのです。
■接客について■
美容室の売り上げを上げるには接客が大切になります。
もちろんマナーや態度だけが良ければ良いという問題ではなく、いかに自然にお客様と打ち解け、会話をするかが大切なのです。
サロンにいる時間に“幸せ”を感じさせるかという事が大切なのです。
人それぞれ会話をするのが好きな人・苦手な人がいます。
サロンへ行って、美容師さんとの会話を楽しみたい人と、髪の毛を綺麗にしてもらう為に来ているのだから、必要最低限の会話だけしかしたくない、と感じているお客様もいるという事です。
マニュアル通りの接客は、相手がどう出るかでボロが出てしまいがちです。
人と人とのコミュニケーションが大切なお仕事なので、その人に合った接客が必要となります。
会話が苦手なお客様がお店を気に入ってくれたとしても「話しかけられすぎて嫌だ」と感じてしまえば、次回からの来店は無いと考えた方が良いのです。
人それぞれの醸し出す雰囲気や口調を読みとり、相手がどのような人間なのかを考える事で、その人に合った接客の仕方が見えてきます。
それが見えてきたときに、自然と売上 平均も伸びていることでしょう。
この辺の教育は言葉で伝えづらいですが、是非従業員育成に取り入れてみて下さいね。

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