美容師 接客の落とし穴

美容師 接客で売り上げを上げるには
美容師が接客で売り上げを上げるには、大切なものはマニュアルではないというお話。
今岡山県のとあるサロンでコンサルをしています。
とても勤勉なオーナーさん、まじめなスタッフさんが時間をいては割いては一生懸命勉強会、ロープレをやっているんです。
そしてその成果がだんだん現れ、接客力が身についてきたらしいのです。
しかし・・・、肝心の売り上げが伸びてこない・・・。
それどころかだんだん落ちてきている有様である。
ここで私に声がかかったのである。
『なぜだと思いますか?』困り切ったオーナーさんが私に聞くんです。
実際にサロンワークを共にし、実際の営業風景を見させていただいたんですが、まぁ、素晴らしい接客なんです。
皆が規律正しく動いている・・・。
一見しただけで完璧な訓練が施されているのが見て取れたんですね。
私も感心しきりで、本当にかゆい所に手が届く接客で、顧客満足調査アンケートを取った時も7~8割のお客さまが十分満足と回答されたそうです。
店内の清掃についてもほぼ100点の評価を頂いていたようで私も、『さぁ、どこを改善していくべきか?』と悩んでいたんです。
良くなっているはずなのに、売り上げが上がらないんだからそれはもう不思議な話以外の何物でもないんです。
後日、このサロンさんには内緒で“私の右腕”をお客様の立場で送り込んでみたのです。
すると、気になる問題点が出てきました。
確かに接客を見ていると、非の打ち所がない。
しかしです。
その接客をやる従業員が決められたプログラムをもくもくとこなすサイボーグのように感じるのです。
確かにニッコリ笑顔で対応しているけど、“作られた笑顔”で何と言いますか、ほっこりしないんですよね。
『“少々お待ちくださいませ。”と言う時は相手の目を見て笑顔で言うようにと言われているからそうしています。』という感じがありありと伝わってくるんです。
しかしこれを従業員に伝えるのは難しい。
やはりある程度マニュアル化されたルールを提示したほうが従業員が何人もいるサロンではやりやすい。
それからミーティングを重ね、一つのルールを決めました。それは“クロージングの際の声かけ”です。
具体的にどういったものかというと、会計が済んだ後に、気の利いた一言を添えるということをしたわけです。
例えば・・・。
とか、
とかですね。
半年徹底して変化を見てみました。
するとどうでしょう。再来率と売り上げがメキメキと増えていくではないですか・・・。
“やっぱサロン経営って最高に面白いな”と改めて感じた瞬間でした。
接客の徹底、DM、薬剤、クリンネス、会員カードなど色々こだわっていたのに、問題はそんなところではなかったんですね。
美容室の経営マニュアルが色々と存在しますが、確かにこんなことは載っていない。
やはり私たち美容師はお客様のためだけに存在すべきものなのです。
お客様を心から愛していたら、どんな“在り方”になるのだろうかと今一度自分に問いかけてほしい。
すぐに実践できるものなので今日からすぐに取り組んでほしいと思います。

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